弊社が運営・管理するJ-STAR二号投資事業有限責任組合の投資先である国上精機工業ホールディングス(以下KGH)が、カナダバンクーバー市に本社を有するLM Contract Manufacturing Services Inc.(以下LMC)株式を100%取得しましたのでお知らせ致します。また、合わせてKGHは子会社である国上精機工業株式会社と合同で、メキシココアウィラ州サルティージョに生産拠点であるKUGAMI MEXICO, S.A. DE C.V.(メキシコ)を設立しました。国上精機工業グループは、LMCとKGMMEXが連携してメキシコを製造拠点とする北米事業を推進していくこととなります。

LMC(設立:2000年)は、2006年よりメキシコSaltillo市にて自動車部品や産業機器部品を主とした樹脂成型部品の製造を行っております。金型エンジニアであるカナダ人夫妻オーナーの経営の下、金型の設計とメンテナンスから樹脂成型まで一貫した製造に携わり、欧米系の顧客を中心に順調に事業を拡大して参りました。

KGHは、現在、日系を中心とした顧客向けに日本(2拠点)及び中国(2拠点)の製造拠点にて、携帯及び自動車向け樹脂成形部品の生産を行っており、この度、欧米系顧客基盤と北米向け自動車生産集積地であるメキシコに製造拠点とを有するLMCを完全子会社化することで、日本・中国・北米での多面展開実現と取引先の多様なニーズに対応可能な体制の構築が可能となります。

KGHは、引き続き、経営幹部の増強やグループ管理体制の強化、日本国内外でのM&Aや資本提携などの戦略的な活動に引き続き取り組んでいく方針です。弊社としては、かかる成長戦略とそれを支える社内体制の構築等の支援を一層進めて参ります。

なお、今般の契約締結にあたり、法務アドバイザーとしてベーカー&マッケンジー法律事務所、財務・税務アドバイザーとしてKPMGの協力を得ております。

以上

国上精機工業ホールディングス株式会社によるLM Contract Manufacturing Services Inc.の株式取得について(PDF:170.0 KB)