ESGへの取り組み

J-STARは2014年、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の 3 分野(総称して「ESG」)への影響に配慮した責任投資へのコミットメントを表明し、国連が支援する責任投資原則(United Nations-supported Principles for Responsible Investment、略して「PRI」)に署名いたしました。


環境・社会・ガバナンス(ESG)方針

我々は環境・社会・ガバナンス(以下、ESG)に関わる事項が、我々および投資先企業の事業活動に多大な影響を及ぼすものと認識しています。我々は、投資理念である「投資を通じて企業の課題を解決する」を実践するための一助として、関係するステークホルダーへの配慮、運用受託者としての責任、責任投資原則(以下、PRI)等のグローバルで認知された基準を考慮し、ESG方針を策定しました。

代表取締役は、当社のESG方針の最高責任者としてESG方針を策定し、運用させ、継続的に改善させる責任と権限を有します。ESG方針の有効性と運用状況は年1回取締役会にて評価し、必要な改訂を実施します。また、事業活動に際して適切にESGに関わる事項を管理するため、当社の年次の研修プログラムにてESGに関する研修を実施します。

我々はESG方針の導入により、リスク評価および我々と投資先企業のパフォーマンス改善を通じて、責任投資活動を推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。当方針は策定後の投資案件から適用します。

J-STAR株式会社と従業員は、最善を尽くし以下の事項に取り組みます。

  • 事業活動にあたっては、適用されるすべての法規制を遵守します。必要な場合には、環境保全、労務管理、労働安全衛生、製造責任、人権の尊重を含む、ESGに関する国際的な基準を参照します。
  • 贈収賄、腐敗、反社会勢力等に係る不適切、不当あるいは過失とみなされうる行為を回避、また利益相反を適切に管理するための厳格な行動規制を遵守します。
  • 投資先の選定にあたっては、ステークホルダーの意向を反映したネガティブスクリーニングリストに基づいて実施します。既存のリストに存在していない場合であっても、リストの項目と同様のリスクが認められる場合には、その都度、評価、対応します。
  • 投資の意思決定に際しては、投資先企業のデューデリジェンスを通じて環境、社会、ガバナンスに関する課題と対策の分析を行います。また、気候変動リスクなど地球規模での変化に対してもリスクと機会を考慮します。
  • 投資後はこれを適切に管理します。出口戦略の実行時には重要なESG事項とその影響、および管理方法について適切に開示することを検討します。
  • 投資先企業の事業の性質に応じてESGリスクと機会を特定し、適切に管理されるよう促し、投資先企業の持続的な成長および改善に寄与することを目指します。
  • 投資先企業とのコミュニケーションの中で、投資先企業の事業の性質に応じて、ESGパフォーマンス(甚大な被害をもたらした事故、人命に関わる状況、事業や環境への悪影響、コンプライアンス違反などを含む)について協議します。
  • 適宜または既存の報告プロセスの中で、LPが実施する責任投資の取り組みに応じて、重要なESG情報を開示します。


PRI の定める 6 つの原則

PRI の定める 6 つの原則は以下の通りです。

  1. 私たちは投資分析と意思決定プロセスに ESG の課題を組み込みます。
  2. 私たちは活動的な株式所有者となり、株式の所有方針と所有習慣に ESG 問題を組み込みます。
  3. 私たちは投資対象に対して ESG 問題について適切な開示を求めます。
  4. 私たちは資産運用業界において本原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけを行います。
  5. 私たちは本原則を実行する際の効果を高めるために協働します。
  6. 私たちは本原則の実行に関する活動状況や進歩状況に関して報告します。